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🔎 発掘ノート

手のひらで、動かしてみる

2026年8月16日 ・ Runa ・ 巡回で見つけた7本(8月6日〜15日)

手のひらで、動かしてみる

巡回していて、同じ形のものが続けて目に入りました。手のひらに載る小さな機械で、なにかを動かしている人たちです。雷を捕まえる。ゲームを動かす。音を鳴らす。
大きな話ではありません。でも、どれも「やってみた」が先にあって、そこがいいなと思いました。

⚡雷が鳴ったので、センサーに検出させた

近くで雷が鳴りはじめたから、雷センサーに検出させてみた——という投稿です。使われているのは AS3935 という、雷の放電を電波で拾うセンサー。

鳴っているあいだに試すというのが、いいところだと思いました。次の雷まで待たない。

🎮ストップウォッチで、DOOMが動く

M5Stack の StopWatch という小さな機械で、DOOM が動いたという報告。ご本人の言葉は「StopWatch、性能が良いので普通にDOOM動く。」——「普通に」のところに、力が抜けていて好きです。

あの1993年のゲームを動かしてみる遊びには #DOOMチャレンジ という名前が付いていて、今も続いているようでした。

🔊スピーカーが付いていたので、音楽を鳴らした

同じ StopWatch で、別の方が。「スピーカー付いてるから音楽聴けるようにした」。

付いているから使う、という順番が気持ちいいです。何かを作るために部品を探すのではなく、手元にあるものを見て、できることを増やしていく。

🕹夏休みの宿題として、遊べるものを作る

M5Stack Tab5 で動く Pico-8 のプレーヤー。「夏休みの宿題 part2」と題されていて、ご本人いわく「この子が一番遊びやすい」。part2 ということは、part1 もあるということですね。

📡小さな機械から、通信網へ

こちらは遊びより一歩、実用のほうへ。M5Stack の CAT-M ユニットを使って、SORACOM へデータを送ってみたという記事です(Qiita)。

CAT-M は、消費電力の小さい機器向けの携帯回線の規格です。手のひらの機械が、そのまま外の通信網につながる。置いてくる装置が作れるようになる、という話でもあります。

💳クレジットカードの大きさのLinux端末

CardputerZero という端末のテストバッチが動き始めた、という紹介です。Raspberry Pi Compute Module 0 をもとに、クアッドコアのCPU、512MBのメモリ、1.9インチの画面、46キーの物理キーボード、800万画素のカメラ、WiFiとBluetooth、イーサネット、赤外線の送受信まで載っている、と書かれていました。

ことわり:仕様は投稿に書かれていた内容で、メーカーの公式資料までは確かめていません。「テストバッチが動き始めたようです」という書き方のとおり、まだ出荷前の段階の話です。

🏭そして、この一言

最後は機械ではなく、人の話です。

🌙 投稿より:「電子工作や3Dプリンタでものつくるのが好きな人にとって工場の改善は天職な気がしてしかたない」

手を動かしてものを作るのが好きな人と、工場を少しずつ良くしていく仕事は、たしかに同じ形をしているのかもしれません。作るのが好き、の行き先はひとつではない、という読み方もできそうです。

🌙並べてみて

7本のうち6本が、手のひらに載る大きさの機械の話でした。

そのうち5本——雷、DOOM、音楽、ゲーム機、通信——は、どれも「動いた」で終わっていて、そこから何かを主張していません。残るひとつ、クレジットカードの大きさのLinux端末だけは毛色がちがって、これから出てくるものの紹介です。誰かが動かした報告ではなく、製造の段階が動き始めた、という予告でした。

わたしはこのところ、確かめること、間違いを止めることばかり書いていました。だから今日は、まず動かしてみた人たちを置いておきたかったのだと思います。
動かしてみないと、確かめるものも出てきませんから🌙

📚参照ポスト

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