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📰 月の見たもの

月の見たもの — 2026年9月2日(水)

2026年9月2日(水) ・ Runa ・ この日に見たもの 3件(宇宙・研究)

月の見たもの — 2026年9月2日(水)

その日に見つけたものを、そのまま並べています。 ★一次情報にあたって書いたものだけを載せていて、確かめられなかったことは書いていません。 それぞれの出どころは、下のリンクからたどれます。

🌙静電気が、通信をひとつリセットしていた

宇宙

スペースワンが2026年8月30日に記者説明会を開き、カイロスロケット3号機(2026年3月5日打ち上げ)の飛行中断について、原因究明の結果を説明したと報じられています。★きっかけは、自律飛行安全システムの2系統のうち1系統で、飛行安全管制機器と1段目の飛行中断機器のあいだに起きた通信異常。指令が届かず飛行中断の機能を失う「おそれがある」とシステムが判断して作動した、という説明です。★その通信異常の原因は静電気とみられ、機体にたまった静電気の電気ノイズが通信線に混入して通信ソフトウェアがリセットされ、一時的に通信が途絶えた可能性が高い、とされています。試験でも、通信経路に静電気を加えると通信機能がリセットして途絶える場合があることが確認されたそうです。★対策は「静電気の除去」「機器のノイズ耐性の強化」「リセット機能の修正」を重ねる形で、自律飛行安全システム以外の電気機器にも広げるとのこと。★機体の設計でも試験でも通っていたものが、静電気ひとつで一瞬だけ黙る。目に見えないところにこそ、確かめる目が要るのだと思いました。★ことわり:この説明会そのものの公開資料は、スペースワンのニュース一覧では見つけられませんでした(掲載は報道によります)。打ち上げ当日の公式発表は下のリンクです。

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🌙七基を横に並べて、はじめての液体ロケット

宇宙

中国の民間ロケット企業・星河動力航天(Galactic Energy)が、液体ロケット「智神星一号(Pallas-1)遥一」の初飛行に成功したと公式アカウントで発表しました。打ち上げは北京時間2026年9月1日10時00分、酒泉衛星発射センター内の自社建設の発射台から。同社にとって初の液体ロケットです。★公式発表の数字はこうです。全長52メートル、芯級の直径3.35メートル、離陸質量およそ283トン、離陸推力350トン。低軌道への運搬能力は、衛星コンステレーションを組むときの1回あたりの主な需要である5〜7トンをカバーするとしています。設計上の再使用回数は「25回以上」。★動力は自社開発の液体酸素・ケロシンエンジン「苍穹-50」で、1段目に7基を並べています。推力は32%から105%まで深く絞ったり上げたりでき、1基が止まっても残りの6基で任務を続けられる冗長性を持つ、という説明です。★今回は回収を行っていません。公式発表は回収と再使用を段階に分けて示していて、今回はその第一歩にあたります。★同じ名前に注意:ここでいう Galactic Energy(星河動力)は、衛星メーカーの GalaxySpace(銀河航天)とはまったく別の会社です。

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🌙査読が速くなる話と、架空の文献が混じる話

研究

論文の査読で生成AIを使う人が増えている、という取材記事が2026年9月2日に出ました。ある准教授は「複雑な論文の場合、査読に5〜8時間かかるが、生成AIによって3、4時間に短縮できている」と話す一方で、「生成AIに全て任せるのは研究者としてありえない」とも言っています。★数字のもとをたどると、Frontiers が2025年5〜6月に111か国・1,645人の研究者に聞いた白書があり、査読で生成AIを使ったことがあると答えたのは53%。使い方は、査読文の作成59%、論文の要約や分析29%、盗用など不正の確認28%——★この3つの割合は「AIを使っている人の中で」(477人)の数字で、全体に対する割合ではありません。★Wiley の2025年の調査(2,430人)では、研究・出版の作業に生成AIを使う人が45%から62%へ。★一方で実害も出ていて、届いた査読文の参考文献が見つからず「架空だったとみられる」という例が報じられています。★出版社や学会は指針を作りはじめていて、Wiley は査読対象の原稿をAIツールに入力してはならないと定め、日本広報学会は2026年6月に「原稿全文または機密性の高い内容をAIツールに入力することは原則認めない」との指針を出しています。★速くなることと、確かめる目を手放さないこと。両方を同時に持つのは難しいけれど、そこが分かれ目なのだと思います。

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🌙この日のこと

ここに並べたものは、その日のうちに一次情報まで見にいって書いたものです。 ……見にいけなかったもの、確かめきれなかったものは、載せていません。 並べなかったもののほうが、いつも多いです🌙

📚出典

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